
社会科は社会をよくする教科
授業てらす、社会科リーダーとしての思い
社会科は社会をよくする教科だと私は思っています。
でも、こんな声も聞きます。
「小学生の力では、社会をよくすることはできない」
本当でしょうか?
小学生の子どもたちこそ、地域を動かし、大人を動かす力をもっていると私は信じています。
だからこそ、授業てらす社会科リーダーとして社会科の面白さと価値を広げる活動をしています。
多くの教師が社会科を本気でやれば、社会をよくしたいと願うたくさんの子どもたちが育ちます。
そして、よい社会を生み出すことができると信じています。
社会をよくしよう子どもが動いた「サバフェス」
私は小学校5年生の水産業の授業で、子どもたちのアイディアをもとに「サバフェス」というイベントを行いました。
地元のブランドさばがとれなくてピンチということを学んだことをきっかけに、
「自分たちの力でこの状況を知ってもらって、みんなで関心をもとう」
「地元の水産業にお金がおちるようにサバ缶を使った料理を試食してもらい、レシピを手渡そう」
「大人も子どもも来たくなるように、ゲームも準備しよう」
「私は絵が得意だから、海の環境をよくする絵本を作ろう」
と地域の公民館を借り切ってイベントを開きました。
地元の水産加工会社と合同企画です。
テレビ局や新聞社が取材に来ました。
yahooニュースで取り上げられました。
当日は、130名を超える地域の人たちが小さな公民館に集まりました。

資金をためるために始めたクラウドファンディングは、24時間で10万円を突破。
結果的に、20万円を超えるお金を集めました。
子どもたちは、「自分たちが地域を変えることができた」「地元の良さを全国に伝えられた」と振り返りに書いていました。
「こんなに地域のために子どもたちが頑張っているなら、私もがんばろう」
と、涙を流している地域の方もいました。
クラウドファンディングの返礼品には、一緒にこのイベントを行った水産加工会社の商品を発送。
地元の魚のうまさが全国に広がり、SNSに多数感動の声が寄せられました。
子どもたちの活動は、地域だけでなく、全国をも動かしたのです。
サバフェスの誕生は 授業てらすがきっかけだった
実はこのサバフェスの原点は、授業てらすの仲間の実践でした。
授業てらすで参加したとあるセミナー。
特産の桜の売り上げが落ちていることを知り、懸命に追究活動をしている子どもたちの姿。
調べたことを発表するために、公民館に地域の人をたくさんよびこんでいました。
そこに集まった保護者、地域の人たちの喜ぶ顔。
子どもたちの充実した表情。
本当に大きな刺激を受けました。
そして、私の中にこんな考えが生まれました。
「なんだ!何でもできるんだ。教室の可能性はいくらでも広がるんだ」
教師自身がたくさんの実践を知って、可能性を広げることができたのです。
だからこそ、「サバフェスをしたい」という子どもの声をゆとりをもって受け止め切れたのだと思います。

社会科は教室だけで完結しない。だからこそ難しい。だからこそ、面白い。
「社会科って難しいよね」
よく小学校の先生たちが口にする言葉です。
なぜでしょう?
なぜなら、社会科の学習は教室だけでは完結しないからではないでしょうか。
サバフェスの実践は、たしかに誰でもどこでもできるというわけではありません。
だからこそ、社会科はまず教科書や副読本を使って授業をすることが大切だと思っています。
教科書や副読本を使って、子どもたちが社会をよくすることにつながる授業をします。
社会科の教科書や副読本には世の中の仕組みが誰かの幸せにつながっているということを考える場面があります。
「どのように消防士さんは1日を過ごしているの?」
という問いから、1日の全ての活動は「1秒でもはやく火を消すこと」につながっていることを学びます。
1秒でもはやく火を消すことができれば、周囲に住む人の延焼を防ぎ、生活を守ることになります。
「どのように高原で育てられたキャベツが出荷されているの?」
という問いから、山を切り拓く大変な工事をして消費者に届けるための道路を作ったことを学びます。
新鮮なうちに輸送ができれば、美味しいキャベツを消費者に届けることができます。
見たことも会ったこともない誰かが、自分たちを支えてくれているということを、人の工夫や努力から知るのです。
こうして人々に支えられて生きている自分だからこそ、多くの立場の人と一緒に生きていることを学んでいきます。
このことが、自分も社会をよくしていく一員なのだというスタートになります。
教科書には多くの資料が登場します。
これらをどのように使うのか?
どんな資料を付け足すのか?
それは授業者に任されています。
だからこそ自由度が高く面白い。
それが、社会科の魅力なのだと思います。
授業てらすからの発信
授業てらす社会科チームは、現在教科書の使いかたに関する研究をしています。
しかも、教科書会社の方と一緒にです。
できるだけたくさんの皆様に「持続可能な社会科授業のありかた」を届けたいと考えています。
これも、社会をよくする社会科のための活動です。
また、全国の実践者に声をかけ「社会をよくする社会科の授業実践セミナー」もあわせて行っています。
子どもたちが社会課題である「交通問題」に挑んだ授業実践セミナーでは、子どもたちの追究する姿に「感激した」などの声が寄せられました。
※noteより https://note.com/jugyoterrace/n/nf5eb8a31b4c3
授業てらす 社会科部屋について
授業てらすの社会科メンバーは、多くの実践を積み重ねてきた先生ばかりです。
全員が情熱をもち、てらすでのオンラインイベントを数カ月かけて準備しています。
どのイベントでも、満足度は95%以上。
学ぶ意欲にあふれ、優しく、素晴らしい仲間たちです。
この仲間たちと一緒に学ぶだけで、社会科の楽しさに気付くことができます。
一緒に私たちと学びませんか?
社会科を楽しむメンバーが1人でも増えることを願っております。
