オマちゃん(実習生リーダー)

「教壇の前に立つ。」

それは、私にとって憧れであると同時に、強い不安を伴う言葉でした。
過去に、学級崩壊を目の当たりにした経験があります。
そのとき心に残ったのは、「クラスが壊れていく怖さ」でした。

もし自分が担任になったら。
もし自分が教壇に立ったら。
自分がクラスを壊してしまうのではないか。
そんな不安と、自信のなさが、学生だった頃の私には色濃くありました。

授業てらすとの出会い

2023年4月。
私は、教育実習生として授業てらすの活動に参加しました。

当時の私は、「良い先生とは何か」「自分は教員に向いているのか」
答えの出ない問いを、ずっと抱えたまま進んでいました。

けれど、授業てらすで出会ったのは、
一つの正解に縛られない、たくさんの先生たちでした。

全国には、こんなにも多様で、こんなにも“おもしろい”先生がいる。
授業の形も、教室の空気も、子どもとの関わり方も、すべてが違う。
それなのに、どの先生の授業にも、子どもが生き生きと学ぶ姿がありました。

「正解は一つじゃない。」
その事実が、私の肩の力を少しずつ抜いてくれました。

「百聞は一見にしかず」を体感した瞬間

特に印象に残っているのは、対面セミナーでの経験です。

教員が大勢集まる場で、附属小学校の先生の授業を、
学生のうちに“生で”見ることができたこと。

声のかけ方。
間の取り方。
会場の反応を受けて変化していく授業。

画面越しでは伝わらない、会場の温度や空気が、そこにはありました。

「百聞は一見にしかず。」

その言葉を、頭ではなく、身体で理解した時間でした。
同時に、
「こんな授業をしてみたい」
「教室には、まだまだ可能性がある」
そう、心からワクワクできた瞬間でもありました。

ワクワクできる未来を描けたから

授業てらすでの時間は、
私に「教員としての未来」を、前向きに描かせてくれました。

不安がなくなったわけではありません。
迷いが消えたわけでもありません。

それでも、
「もう少し、前に進んでみたい」
そう思える未来が、確かにそこにありました。

正解が一つではないからこそ、教育は楽しい。
自分なりの答えを探し続けられるからこそ、面白い。

そう感じられたことが、何より大きな変化でした。

今度は、私が学生の隣に立つ番

かつての私は、支えてもらう側でした。
迷っても、悩んでも、立ち止まっても、
「大丈夫」と言ってくれる全国の先生がいました。

だから今、教育実習生リーダーとして、強く思うことがあります。

今度は、私が学生を支えたい。

迷ってもいい。
もがいてもいい。
不安を抱えたままでもいい。

夢を追いかける日々そのものが、青春です。
いつか、「あんな日もあったね」と笑える日が必ず来ます。

そして、その日々を、

一緒につくっていきたいと思っています。

最後に

教壇に立つことが怖かった私が、
今は、学級担任となり、なおかつ学生の隣に立つ役割を担っています。

特別な才能があったわけではありません。
ただ、出会いと環境に恵まれただけです。

授業てらすが、
「教育って面白い」
「自分の挑戦が未来の学級を変える」
そう思える場所であり続けるように。

かつて実習生だった私自身の経験を、
これから出会う学生たちへ、丁寧につないでいきたいと思っています。

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