いじめアンケート 作り方|小学校で今すぐ使える質問例と実施の流れ

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いじめアンケート 作り方|小学校で今すぐ使える質問例と実施の流れ

いじめの早期発見に欠かせないアンケート。何を聞けばいいのか、どう実施すればいいのか迷う先生に向けて、そのまま使える質問項目と、実施から対応までの流れを具体的に紹介します。

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「いじめアンケートを作ることになったが、何を聞けばいいのか分からない」「毎回同じような項目になってしまい、本音が出てこない気がする」という悩みを持つ担任は少なくありません。アンケートは形だけ実施しても意味がなく、聞き方や実施の仕方によって集まる情報の質が大きく変わります。この記事では、すぐに使える質問項目のテンプレートと、実施からその後の対応までの流れを具体的に紹介します。
目次

いじめアンケートを作る前に知っておきたい3つの視点

1

「いじめ」という言葉を前面に出さない

「いじめられていますか」と直接聞くと、答えることへの抵抗感が強くなり、正直に書きにくくなる子がいます。「いやな思いをしたこと」「困っていること」など、間口の広い表現にすることで回答のハードルを下げられます。

2

無記名を基本にする

記名式では「誰が書いたか分かってしまうかもしれない」という不安から、本音が書かれにくくなります。無記名を基本にしたうえで、相談したい子だけが名前を書ける欄を別に設けると、安心感と対応のしやすさを両立できます。

3

一度きりで終わらせない

年に1回のアンケートでは、実施した時点で起きていない問題を拾えません。学期に1回など、定期的に繰り返すことで「困ったら書ける機会がある」という安心感がクラスに根づき、早期発見の網が広がります。

そのまま使える質問項目テンプレート

以下は学年を問わず使いやすい基本項目です。学級の実態に合わせて表現を調整して使ってください。

  • 学校に来るのが、いやだな・行きたくないなと思うことがありますか
  • 友達から、いやなことを言われたりされたりしたことがありますか
  • クラスの中で、いやな思いをしている友達を見たことがありますか
  • 仲間はずれにされている人を見たり、聞いたりしたことがありますか
  • SNSやゲームのメッセージで、いやな思いをしたことがありますか
  • 今、心配なことや困っていることがあれば書いてください(自由記述)
  • 先生に話を聞いてほしいことがありますか(はい・いいえ、はいの場合は名前を書いてもよい欄)

質問数は5〜8項目程度に絞ると、低学年でも最後まで集中して答えられます。項目を増やしすぎると回答が雑になりやすいため、「広く浅く」拾うことを優先しましょう。

実施から対応までの4ステップ

配ってから終わりではなく、対応まで含めて計画しておく
STEP1
実施前に「困ったことは先生が必ず力になる」と伝え、回答への安心感を作る
STEP2
その場で回収し、その日のうちに目を通す(時間が空くほど対応が遅れる)
STEP3
気になる回答があれば、当日〜翌日中に本人へ個別に声をかけて話を聞く
STEP4
内容を管理職・学年主任と共有し、担任一人で抱え込まない体制にする

アンケートは「実施すること」自体が目的ではなく、そこから対応につなげることに意味があります。回収後の動きまであらかじめ決めておくことで、いざ気になる回答があったときに迷わず動けます。

以前は「いじめ」という言葉を使ったアンケートをそのまま配っていましたが、回答は毎回ほとんど白紙でした。表現を「いやな思いをしたこと」に変えて無記名にしたところ、自由記述欄に本音が書かれるようになり、早い段階で気づけることが増えました。

学年別に気をつけたいポイント

低学年

文章を読むだけで負担になる子もいるため、担任が質問を1つずつ読み上げながら進めると回答しやすくなります。絵や記号を使った選択肢も有効です。

中学年

友達関係が複雑になり始める時期です。「仲間はずれ」「グループ外し」など、具体的な場面を想像しやすい表現を入れると回答の解像度が上がります。

高学年

SNSやオンラインゲーム上でのトラブルが増える時期のため、学校外でのやり取りに関する項目を必ず入れておくことが早期発見につながります。

結果への対応で気をつけたいこと

気になる回答があった場合、クラス全体の前で「〇〇について書いた人はいますか」のように取り上げるのは避けましょう。書いた子が特定されると分かれば、次回から本音を書けなくなってしまいます。
「誰が書いたか」を突き止めようとするより、「クラス全体にこういう傾向がある」という視点で振り返りの学級活動につなげる方が、書いた子を守りながら改善に近づけます。

また、アンケートで深刻な内容が出てきた場合は、担任だけで抱え込まず、その日のうちに管理職や生徒指導担当に報告することが原則です。一人で判断せず、組織として対応する体制を早めに作っておきましょう。

質問項目を選ぶときのコツ

質問項目は「いじめ」という言葉の有無だけでなく、答えやすさの工夫も重要です。「はい・いいえ」で答えられる項目と、自由記述欄をバランスよく組み合わせることで、答えるのが苦手な子にも負担をかけずに情報を集められます。また、質問文はできるだけ短く、一文一義(1つの文で1つのことだけを聞く)にすることも、低学年から高学年まで共通して意識したいポイントです。長い質問文は読み違いや誤答の原因になりやすいため注意しましょう。

実施のタイミングは、学期はじめより学期の中盤〜後半の方が、人間関係のトラブルが表面化しやすく、実態を拾いやすい傾向があります。行事の後など、子ども同士の関わりが増えた直後に実施するのも一つの工夫です。

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よくある質問

アンケートの頻度はどれくらいが適切ですか?

学期に1回程度が目安です。年1回では実施時点で起きていない問題を拾えないため、定期的に繰り返すことが早期発見につながります。

無記名にすると、対応が必要な子を特定できないのではないですか?

相談したい子だけが任意で名前を書ける欄を別に設けると、無記名の安心感と個別対応のしやすさを両立できます。

書かれた内容が重い場合、担任だけで対応してもいいですか?

担任一人で判断せず、その日のうちに管理職や生徒指導担当へ報告し、組織として対応することが原則です。

自由記述欄に何も書かれない子が多いのですが?

質問例を1〜2個示すと書きやすくなります。「困っていること(勉強・友達関係・家のことなど)」のように具体例を添えるのも効果的です。

保護者にアンケート実施を伝える必要はありますか?

学校の方針にもよりますが、学級通信などで「定期的にアンケートを実施している」ことを伝えておくと、保護者の安心感にもつながります。

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