修学旅行のしおり 作り方|担任がすぐ使える構成とテンプレート、準備の進め方

学級経営

修学旅行のしおり 作り方|担任がすぐ使える構成とテンプレート、準備の進め方

6年生の担任になると秋以降に重くのしかかるのが修学旅行のしおり作り。行程表、持ち物、部屋割り、きまり、事前学習のまとめまで載せる項目は多く、何から手をつければよいか悩む先生も多いはずです。ここでは、そのまま真似できるしおりの構成、掲載すべき項目、作成を時短するコツまでまとめて紹介します。

しおりは「行程」「持ち物」「きまり」「学習のめあて」の4章立てにするだけで、抜け漏れなく、子どもにも伝わりやすい一冊になります。
目次

修学旅行のしおりに入れるべき7つの基本項目

1

表紙・目次

学校名・学年・行き先・実施日を明記し、目次をつけると子どもが必要なページをすぐ開けます。

2

行程表

日程ごとの集合時刻・移動手段・見学先・食事場所を時系列で一覧化します。

3

持ち物・服装

共通の持ち物と個人の持ち物を分けて記載すると、忘れ物チェックがしやすくなります。

4

班編成・部屋割り

行動班・食事班・部屋割りを一覧表にまとめ、班長の役割も明記しておきます。

5

きまり・約束事

買い物のルール、消灯時間、集合時の合言葉など、安全に関わる約束を具体的に書きます。

6

学習のめあて

事前学習で調べたことや、旅行を通して学びたいことを子ども自身の言葉で書かせるページを設けます。

7

緊急連絡先・保健関係

アレルギーや持病への対応、緊急時の連絡先、保護者への連絡方法をまとめておきます。

そのまま使える行程表のひな形(2泊3日モデル)

日程ごとの記載例
1日目
学校出発→施設見学→ホテルチェックイン→夕食→入浴→班長会議→就寝。移動時間と見学時間を分けて書くと当日の見通しが持てます。
2日目
起床・朝食→班別自主研修→昼食→体験学習→ホテル移動→夕食→レクリエーション→就寝。自由行動がある日は集合時刻を太字で目立たせます。
3日目
起床・退館準備→最終見学地→昼食→帰路→学校到着・解散式。解散式で伝える内容も簡単にメモしておくと当日困りません。
行程表は分単位で細かく書きすぎると、渋滞や天候で崩れたときに子どもが混乱します。「見学」「昼食」「移動」など大きな枠で時間帯を示すくらいがちょうどよい詳しさです。

持ち物リスト完全版(そのまま配れるチェックリスト)

  • 健康保険証のコピー・お薬手帳のコピー
  • 着替え(2〜3日分)・下着・靴下
  • 洗面用具・タオル・入浴セット
  • 雨具(折りたたみ傘またはレインコート)
  • しおり・筆記用具・学習カード
  • 酔い止め薬(必要な場合は事前に保護者と確認)
  • 小遣い(規定額を封筒に入れて名前を記入)
  • マスク・ハンカチ・ティッシュ
  • ビニール袋(汚れ物・ごみ用に数枚)
  • 非常用の連絡先メモ
ゲーム機や漫画など、学校のきまりで禁止されている持ち物は、しおり配付時に必ず声に出して確認しましょう。「しおりに書いてあるから大丈夫」では伝わらない子もいます。

班編成・部屋割りで揉めないための決め方

行動班と生活班は分けて考える

見学時に動く「行動班」と、部屋・食事で過ごす「生活班」を別に組むと、人間関係の偏りを防げます。

くじ引き+担任調整のハイブリッド方式

まず希望や相性を聞き取り、最終的な微調整だけ担任が行うと、子どもの納得感が高まります。

班長会議で「困りごと」を先に共有

出発前に班長を集め、体調やトラブルが起きたときの報告ルートを確認しておくと、当日の対応が早くなります。

事前指導で使える声かけ例

「修学旅行は、みんなが今まで学校で身につけてきた力を試す場です。
初めて会う人にも礼儀正しくあいさつすること、時間を守って行動すること、友達が困っていたら声をかけること。
これらは全部、教室でずっと練習してきたことです。
だからこそ、修学旅行では『できて当たり前』ではなく『みんなで作り上げる旅行』だと思って、一日一日を大切に過ごしましょう。」

この後に、しおりの「きまり」のページを一緒に読み合わせると、子どもの理解がぐっと深まります。読み合わせの際は、担任が一方的に読み上げるのではなく、子どもに交代で音読させたり、「なぜこのきまりが必要だと思う?」と問いかけたりすると、自分ごととして受け止めやすくなります。

しおり作成を毎年ラクにする時短の工夫

進め方の3ステップ
STEP1 前年のデータを流用
行き先が同じ場合は、行程・持ち物のひな形をコピーして日付と時刻だけ更新します。
STEP2 学年主任と役割分担
表紙デザイン、行程表、持ち物リストなど、ページごとに担当を分けると完成が早まります。
STEP3 早めの下読みチェック
完成後は必ず学年全体と管理職に下読みしてもらい、日程や金額の誤りを防ぎます。

帰校後の振り返り指導もセットで考える

新聞・作文でまとめる

しおりの「学習のめあて」ページを振り返りながら新聞や作文を書かせると、旅行の学びが定着します。

写真・思い出カードの共有

撮影した写真を選んでコメントを添えるカードを作ると、学級全体で楽しさを共有できます。

保護者への報告会

学年だよりや学級通信で当日の様子を伝えると、保護者の安心と満足度が高まります。

しおりは配って終わりではなく、事前学習・当日・事後学習をつなぐ一冊として活用すると、修学旅行の教育的な価値がぐっと高まります。

よくある質問

しおりはいつ頃までに完成させればいいですか?

印刷・製本の時間を考えると、出発の2〜3週間前には完成させ、事前指導に使える状態にしておくのが安心です。

保護者にもしおりの内容を伝えるべきですか?

持ち物・日程・緊急連絡先だけを抜粋した保護者向けのお便りを別途作成すると、家庭での準備がスムーズになります。

しおりのページ数はどのくらいが目安ですか?

学年や行程の複雑さにもよりますが、A5サイズで12〜20ページ程度にまとめる学校が多いです。

体調不良やアレルギーのある子への対応はどう書けばいいですか?

個人情報に配慮しつつ、引率者間で共有する別紙を用意し、しおり本体には一般的な注意事項のみ記載するのが基本です。

持ち物のきまりを守らない子がいた場合はどうすればいいですか?

しおり配付時に声に出して確認したことを踏まえ、その場で個別に理由を聞き、必要に応じて保護者に連絡する流れを事前に決めておくとスムーズです。

行事の準備や学級経営の工夫は、一人で抱え込まず、先生同士で共有するとぐっと楽になります。全国の先生とつながれるコミュニティがあります。

授業てらす 入会説明会について詳しく見る

無料の説明会に申し込む

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次