宿泊学習のしおり 作り方|持ち物リストと部屋割りまで使えるテンプレート
「宿泊学習のしおり 作り方」で検索して、何から手をつければいいか悩んでいる先生へ。構成の組み立て方、持ち物リストの作り方、部屋割りで揉めないための工夫をまとめました。
しおり作りで悩みがちな3つのポイント
何をどこまで載せればいいか分からない
日程・持ち物・注意事項など載せたい情報は多いのに、ページ数を増やしすぎると子どもが読まなくなってしまいます。
持ち物の過不足でトラブルになりやすい
季節や宿泊先の活動内容によって必要な持ち物が変わるため、前年のものをそのまま使うと過不足が出てしまうことがあります。
部屋割りでもめやすい
友人関係や人数の都合で希望通りにならない子が出やすく、決め方によっては保護者からの問い合わせにつながることもあります。
しおりに入れる基本構成テンプレート
活動名・実施日・学校名。子どもが描いたイラストを使うと愛着が持てるしおりになります。
時刻・行動・持ち物や服装を横並びで表にし、当日その場でも確認しやすい形にする。
必需品・活動用品・任意で持ってきてよいものを分けて記載する。
部屋番号、同室のメンバー、班長の名前を明記する。
今回の活動で大切にしたいことと、集団生活での約束を子どもの言葉に近い形で載せる。
引率教員の連絡先、宿泊先の電話番号、緊急時の対応フローを記載する。
そのまま使える持ち物リスト(3ゾーン方式)
- 【必需品】着替え一式、下着・靴下、洗面用具、タオル、健康保険証のコピー、常備薬(必要な場合)
- 【必需品】雨具、防寒着(季節を問わず1枚は用意)、動きやすい靴、しおり・筆記用具
- 【活動用品】野外活動用の軍手、飯盒炊爨がある場合はエプロン・三角巾、水筒
- 【活動用品】キャンプファイヤーがある場合は懐中電灯、虫よけスプレー
- 【任意】使い捨てカイロ、酔い止め(バス移動が長い場合)、常備薬の予備
持ち物リストは「必ず必要」「活動によって必要」「あると便利」の3段階に分けて示すと、保護者も準備の優先順位が分かりやすくなります。
部屋割り・グループを決めるときの進め方
宿泊先の部屋定員を確認し、学級の人数から必要な部屋数を逆算する。
体調面や人間関係で配慮が必要な子を優先的に決め、その後で他の子を割り振る。
全員の希望は通せなくても、「1人だけ仲のよい子と同室」など部分的に希望を聞く形にする。
誰をどういう理由で配置したかを簡単にメモしておくと、後から問い合わせがあっても説明できる。
よくある質問
しおりは何ページくらいが適切ですか?
学年にもよりますが、表紙を含めて8〜12ページ程度が読みやすい分量です。情報を詰め込みすぎず、日程表と持ち物リストを見やすくすることを優先しましょう。
持ち物リストはどのタイミングで配ればいいですか?
実施の2〜3週間前に配布し、準備に時間がかかる持ち物(雨具・防寒着の確認など)は早めに伝えておくと、直前のトラブルを防げます。
部屋割りの希望を聞くべきですか?
全員の希望をそのまま通すのは難しいため、「1人だけ希望を反映する」など部分的に取り入れる形が現実的です。配慮が必要な児童を優先して決めることを忘れないようにしましょう。
持ち物の忘れ物が心配な子への対応は?
しおりにチェック欄を作り、保護者と一緒に前日確認できる形にすると防ぎやすくなります。班で最終確認をし合う時間を活動に組み込むのも効果的です。
雨天時のプログラム変更もしおりに載せるべきですか?
はい。雨天時の代替プログラムと持ち物の変更点を1ページにまとめておくと、当日の急な変更にも落ち着いて対応できます。
季節・活動別に見直したい持ち物の違い
- 夏〜初秋の実施:虫よけスプレー、日焼け止め、着替え多めを追加する
- 秋〜冬の実施:防寒着・手袋・カイロを必需品ゾーンに移し、乾きにくい服を避けるよう伝える
- キャンプファイヤーがある場合:燃えにくい素材の上着、懐中電灯を必需品に追加する
- 飯盒炊爨・野外炊飯がある場合:エプロン・三角巾・軍手・濡れてもよいタオルを追加する
- ハイキング・登山を含む場合:底のしっかりした靴、レインコート(傘は不可)を明記する
前年の持ち物リストをベースにする場合でも、今年の日程が何の活動を含むかを一つずつ確認し、活動に合わない項目を削り、必要な項目を追加する作業を必ず行いましょう。実施時期の気温差だけでも、防寒着や着替えの枚数は大きく変わります。前年のしおりをコピーする場合は、日付・気温・活動内容の3点だけは必ず今年のものに更新してから配布するようにしましょう。
保護者への配布時に添えたい一言テンプレート
しおりを配るだけでなく、目的や注意点を一言添えることで、家庭での準備がスムーズになり、忘れ物や問い合わせの件数も減らせます。
- 「持ち物は○月○日までにお子さんと一緒に確認をお願いします」
- 「しおりの緊急連絡先ページは、必ず見える場所に控えておいてください」
- 「体調に不安がある場合は、事前に個別にご相談ください」
- 「貴重品・お小遣いの金額はしおり内のルールを事前にご確認ください」
- 「当日の持ち物チェックは、前日夜と当日朝の2回行うと安心です」
緊急時ページに入れておきたい文例
体調不良が起きたとき
「気分が悪いときは、我慢せず近くの先生にすぐ伝えましょう」など、子ども自身が動ける言葉で記載します。
はぐれてしまったとき
「その場を動かず、近くの大人に『授業てらす小学校の引率です』と伝えてください」のように、具体的な行動を示します。
忘れ物・落とし物をしたとき
「まず班長・先生に伝える」というルールを明記しておくと、当日の対応がスムーズになります。
しおり作成〜配布までのスケジュール例
行程・活動内容を確定し、必需品・活動用品・任意品のリストを下書きする
学年の先生同士でしおりの内容を確認し合い、部屋割り・グループ分けの案を作る
しおりを配布し、持ち物や体調面で個別配慮が必要な家庭がいないか連絡帳などで確認する
忘れ物がないか簡単な持ち物チェックの声かけをし、緊急連絡先を最終確認する
直前になって行程や持ち物を変更すると、保護者への周知が間に合わず当日の混乱につながります。3週間前の時点で大枠を固めておくことが、配布後の問い合わせを減らすことにもつながります。

