私語が多いクラス 静かにさせる声かけ|小学校の担任がすぐ使える対応

授業てらす|小ネタ

私語が多いクラス 静かにさせる声かけ|小学校の担任がすぐ使える対応

「静かにしなさい」を繰り返すほど、なぜか私語が減らない。そんな学級に効く、叱らずに静かにさせる声かけと事前の仕組みづくりを具体的に紹介します。

私語 多いクラス私語 静かにさせる 声かけ学級経営 私語 対策授業中 私語 対応
「静かにして」と言った瞬間は静かになっても、数分後にはまた元通り…という経験はありませんか。私語への対応は、叱る回数を増やすほど逆効果になりやすいのが難しいところです。この記事では、私語が増える原因の整理から、その場ですぐ使える声かけフレーズ、叱らずに定着させるステップまで、明日の教室で使える形でまとめました。
目次

私語が増える3つの原因

1

指示があいまいで「今何をする時間か」が伝わっていない

次の活動が明確に示されていないと、手持ち無沙汰になった子から私語が広がっていきます。

2

「毎回怒られるだけ」で静かにする理由が腹落ちしていない

怒られるから一瞬静かになるだけで、なぜ静かにする必要があるのかを子ども自身が納得できていません。

3

一部の私語に教師が反応しきれず、基準があいまいになっている

「あの子は注意されたのに自分はされない」という不公平感が、私語への抵抗感を薄めてしまいます。

叱る前にできる事前指導のポイント

私語対応は、起きてから叱るより「起きる前」に手を打つほうが圧倒的に効果的です。学期はじめや学年はじめに、次の2点を子どもたちと一緒に確認しておきましょう。

「なぜ静かにする必要があるのか」を教師が一方的に説明するのではなく、「授業中に話し声があると、どんなことに困る人がいるかな?」と子どもに問いかけて考えさせると、自分ごととして納得しやすくなります。

また、「静かにしてほしい合図」を事前に決めておくことも効果的です。手を挙げる、電気を消す、静かになるまで話し始めないなど、クラスに合った合図を年度はじめに1つ決めておくと、その後の声かけがぐっと楽になります。

その場ですぐ使える声かけフレーズ集

  • 「今、大事な話をするので、聞ける状態になったら教えてください」
  • 「あと3人静かになったら話し始めますね」
  • 「口を閉じて、先生の方を見てくれた人からいきますよ」
  • 「今のはグループでの相談タイムではなく、一人で考える時間です」
  • 「静かに待ってくれている人、ありがとう。助かります」
  • 「もう一度だけ説明します。次で最後にしますね」

ポイントは「静かにしなさい」と命令形で終わらせず、「静かになったらどうするか」「静かにできている子への感謝」をセットで伝えることです。怒りのトーンを上げなくても、驚くほど教室が落ち着きます。

私語を減らす指導の4ステップ

怒鳴らずに静かにさせる進め方
STEP1
話すのをやめて、教師自身が黙って子どもたちを見渡す
STEP2
静かになった子から目を合わせ、小さくうなずいて認める
STEP3
全体が静かになったら「ありがとう、始めます」と穏やかに再開する
STEP4
再び私語が出たら、注意ではなくもう一度STEP1に戻って待つ
初任の頃は私語のたびに大きな声で注意していましたが、教室の空気がどんどんピリピリしていくだけでした。黙って待つスタイルに変えてからは、注意する回数自体が減り、子どもたちの表情も柔らかくなったように感じます。

やってしまいがちなNG対応

私語をした子だけを名指しで繰り返し注意すると、その子が「目をつけられている」と感じてしまい、かえって反発を招くことがあります。個人ではなく「今の状態」に注意を向けさせる言い方を意識しましょう。

また、注意する基準がその日の教師の機嫌によって変わってしまうと、子どもたちは「今日は怒られない」と学習してしまいます。基準は毎回同じトーン・同じ言葉で伝えることが、長期的には一番効果的です。

場面別の対応の工夫

説明中の私語

説明を止めて待つのが基本です。話し続けながら注意すると、結局「話しても止まらない」と学習させてしまいます。

作業中のおしゃべり

作業内容によっては相談OKにするなど、私語を許可する時間と静かにする時間のメリハリを明確に分けましょう。

特定のグループが騒がしい

全体への注意ではなく、休み時間に個別に「困っていることはない?」と声をかけると根本原因が見えてくることがあります。

効果を長続きさせる仕組みづくり

声かけを工夫しても、1週間もすると元に戻ってしまうことがあります。効果を長続きさせるには、「静かにできている状態」を子どもたち自身に自覚させる仕組みを組み合わせるのがおすすめです。

タイムを計って可視化する

「今日は指示から静かになるまで5秒でした」など、時間を数字で示すと、子どもたちが自分たちの成長をゲーム感覚で意識できます。

係や日直に協力してもらう

教師だけでなく、日直や学級委員にも「静かになったら知らせてね」と役割を持たせると、子ども同士で声をかけ合う雰囲気が生まれます。

できた日は具体的に褒める

「静かにできてえらいね」ではなく、「1回の声かけで全員が静かになったね」と、何がどうよかったのかを具体的に伝えましょう。

保護者にも「最近クラスが落ち着いて話を聞けるようになってきました」と学級通信などで伝えると、家庭からも同じ姿勢で応援してもらいやすくなります。学校と家庭の両方から同じメッセージが届くことで、子どもたちの意識はより定着しやすくなります。

学級経営のアイデアも、全国の先生と一緒に相談しませんか?

▶ まずは授業てらすがどんな場所か見てみる

無料説明会に申し込む

よくある質問

私語が多いのは学級崩壊の兆候ですか?

私語が増えること自体はどのクラスにも起こり得ることです。ただし、注意しても全く効かない状態が続く場合は、指示の出し方や学級経営全体を見直すサインと捉えましょう。

何度注意しても同じ子が私語をやめません。どうすればいいですか?

全体の前での注意を減らし、休み時間に個別で理由を聞く時間を作りましょう。困りごとや人間関係が背景にあるケースも少なくありません。

高学年でも同じ声かけで効果はありますか?

効果はありますが、高学年には「なぜ静かにする必要があるか」を子ども扱いせず対等に説明する方が響きやすい傾向があります。

クラス全体を叱ってしまいそうになったときはどうすればいいですか?

一呼吸置いて黙って待つ「STEP1」に戻りましょう。感情的な全体指導は、その場は静かになっても長続きしにくいです。

声かけを変えてもすぐには効果が出ません。どのくらい続ければいいですか?

子どもたちが新しいルールに慣れるまで、最低でも2週間は同じ対応を続けてみてください。一貫性が定着の鍵になります。

授業てらすの授業の様子
全国の小学校教員が学ぶオンラインコミュニティ

何年目かより、
誰と学ぶか。

授業てらすは、全国の小学校教員が学び合うオンラインコミュニティです。職員室では聞きにくいことも、ここなら聞けます。

  • 月2,200円で、一流の授業と全国の実践に何度でもふれられる
  • 職員室では聞きにくいことも、押し付けなしで相談できる
  • 経験年数に関係なく、自分の授業と学級経営を磨ける

全国515名の先生が学び合っています。DMMオンラインサロンから入会できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次