学級経営│3年生│トラブルの多い子を穏やかに

トラブルの多い子が「笑顔」を取り戻すまで。

「些細なことで感情が爆発し、物を投げて暴れてしまう……」 そんな課題を抱える一人の児童と、真摯に向き合い続けた教員3年目。


1. 「敵にならない関わり」が、子供の心を解きほぐす

4月当初、私のクラスにいるその児童は、友人とのトラブルが絶えず、感情のコントロールが非常に苦手な状態でした。テストで100点が取れないだけで、解答用紙を破り捨ててしまうほどのピリピリとした緊張感の中にいました。

「周りの子たちが関わるのを諦めてしまう状況を、なんとか変えたい」

私は、以下の3つの柱を中心に、情熱を持って手立てを講じました。

  1. 「敵にならない関わり」の徹底
    • 感情が爆発した時こそ、まずは落ち着いて話を聞き、寄り添うことを意識。「次はどうすればよかったかな?」と一緒に振り返ることで、子供との信頼関係を築きました。
  2. 褒める機会の最大化と役割の付与
    • 「朝、笑顔で登校した」その瞬間から褒める。支援学級の先生とも連携し、良い姿を共有して教室でも褒める。また、プリント配布などの些細な役割を与え、「ありがとう」を積み重ねました。
  3. 穏やかな環境作り
    • 感情が爆発しても落ち着ける場所を確保し、休み時間も教員が誰か一人つくことで、子供が安心して過ごせる環境を整えました。

この粘り強い関わりの結果、友達と笑顔で過ごす時間が増え、感情が爆発しても自分を見つめ直して早く切り替えられるようになりました。


3. フィードバックを受けての学び

 体を動かす場面を普段の授業からたくさん取ること。そもそも脳機能機能的に、ストレスが溜まりやすく、体を動かすことで発散されるという考え方もできるので、授業の節々に何か体を動かす場面が大切と学びました。彼を集中させるのではなく、集中しやすい環境調整を行うことが大切ということを学びました。

 データ収集すること。その本人はいつ暴れるのか、どういった環境で暴れるのかなど、職員間で共有し、データをとることでもしかしたら本人の中で暴れるには何かトリガーがあるかもしれない。その視点が全くなかったので、とても良い学びになりました。そして実際にデータを取ってみました。すると面白いことがわかり、何か周りがうるさい時や、ガヤガヤしている時、彼は情緒が安定しません。つまり、聴覚過敏なのかもしれないという仮説が立ちました。まだ今は少ないデータでの浅はかな仮説ですが、このデータをとることの価値をこの数日で感じました。今後も継続的にとり、PDCAを回していきたいと思います。

最後に

 どこか、私は教師のエゴで、彼をどうにかさせたいと思っていたところがあります。本人はどう思っているのか、周りはどう思っているのか、保護者はどう思っているのか、もう一度考えなさないといけないとても良い機会になりました。じっとさせたい、殴らないようにさせたい、周りはよく思っていない、これは全て私、教師自身の勝手な憶測と偏見ということに気づきました。もっと子どもの声を聞き、より良い学級を今後も作っていきたいと思います。

動画詳細はこちら: 学級経営│3年生│トラブルの多い子を穏やかに提案者: 体育チーム カンタロウ先生 フィードバック: サトシ、ケンタロウ、オマちゃん、あお、タツロー

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