【5.6年生・理科】 授業開き 大規模校での挑戦 東京都小学校教員 清水康志

【5・6年理科】授業開きで子どもが動き出す!大規模校でもできる理科授業のつくり方

まず、5・6年生の理科 授業開きで大切なのは、最初から知識を教え込むことではありません。

むしろ、子どもたちが「見たい」「試したい」「確かめたい」と思えるように、理科の学び方そのものに出会わせることが大切です。

また、本記事では、授業てらすのYouTube動画「5・6年生 理科『授業開き 大規模校での挑戦』」をもとに、大規模校でも実践しやすい理科授業の始め方を紹介します。

目次

理科の授業開きで大切なのは「理科っておもしろい」と感じること

まず、理科の授業開きでは、ノートの書き方や実験のルールを先に伝えたくなります。

もちろん、安全指導は大切です。

しかし、最初の時間で子どもに届けたいのは、「理科は自分で考えて、自分で確かめる教科なんだ」という感覚です。

そのため、教師が一方的に説明するよりも、子どもが小さな違いや不思議に気づける場面をつくることが重要です。

授業開きのポイント

つまり、「先生が教える理科」ではなく、「子どもが問いをもち、確かめたくなる理科」へ転換することが大切です。

さらに、最初の1時間でこの空気をつくることが、その後の理科授業を大きく変えます。

大規模校の理科授業で起こりやすい難しさ

一方で、大規模校では、人数が多いからこそ理科授業づくりに難しさがあります。

例えば、実験器具の準備、グループ活動の管理、安全面への配慮、発言する子の偏りなど、教師が抱える負担は小さくありません。

  • 実験器具の数が足りない
  • 全員の考えを拾いにくい
  • 活動が騒がしくなりやすい
  • 安全指導に時間がかかる
  • 主体的な学びにしたいが、教師主導になりやすい

だからこそ、理科の授業開きの段階で「理科ではどう学ぶのか」を子どもと共有しておくことが重要です。

また、最初に学び方を共有しておくと、その後の観察や実験でも子どもが動きやすくなります。

理科の授業開きで伝えたい3つの学び方

では、理科の授業開きでは、どのような学び方を子どもに伝えるとよいのでしょうか。

ここでは、特に大切にしたい3つの視点を紹介します。

1

よく見る

まず、理科の出発点は観察です。

形、色、大きさ、変化、違いに注目することで、子どもの中に問いが生まれます。

2

比べる

次に、「昨日と今日」「AとB」「予想と結果」を比べることが大切です。

そうすることで、子どもは自分なりの根拠をもち始めます。

3

確かめる

さらに、思いつきで終わらせず、観察や実験を通して確かめます。

その結果、「本当にそうかな?」という問いが理科の学びを深くします。

授業開きで使える問いの例

また、理科の授業開きでは、いきなり難しい課題に入る必要はありません。

むしろ、身近なものを使って、子どもが思わず考えたくなる問いを用意するだけでも、理科らしい学びは始まります。

  • 同じように見えるけれど、何が違う?
  • なぜこの結果になったと思う?
  • もう一度やったら同じ結果になる?
  • 条件を変えたらどうなる?
  • 本当にそう言い切れる?

こうした問いは、子どもを「答えを当てる人」ではなく、根拠をもって考える人に変えていきます。

さらに、問いを共有することで、子ども同士の考えの違いも見えやすくなります。

大規模校でも全員が参加しやすい理科授業の工夫

1. 個人で考える時間を先に取る

まず、いきなりグループで話し合うと、発言力のある子だけが進めてしまうことがあります。

そのため、最初に一人で予想を書く時間をつくることで、全員が自分の考えをもって活動に入れます。

2. グループの役割を明確にする

次に、実験では、「記録する人」「道具を扱う人」「時間を見る人」「発表する人」など、役割を決めておくと活動が安定します。

また、役割があることで、どの子も実験に関わりやすくなります。

3. 結果だけでなく考え方を共有する

さらに、理科の授業では、正解を確認するだけでは学びが浅くなります。

だからこそ、「なぜそう考えたのか」「どの結果からそう言えるのか」を共有することで、子どもの思考が深まります。

👩‍🏫
教師の役割

教師は答えを急いで教えるのではなく、子どもの気づきや疑問をつなぐことが大切です。

そして、「次に何を確かめたいか」が生まれるように支えることで、理科の学びが続いていきます。

理科の授業開きは、1年間の学び方をつくる時間

つまり、授業開きは、単なる最初の1時間ではありません。

むしろ、その後の理科授業で、子どもがどのように学ぶのかを方向づける大切な時間です。

例えば、「先生に言われたから実験する」のではなく、「自分たちで確かめたいから実験する」という姿を目指します。

そのために、理科の授業開きでは子どもの問いを大切にしたいところです。

まとめ:理科の授業開きで、子どもの「確かめたい」を引き出そう

まず、5・6年生の理科授業では、知識を覚えるだけでなく、観察し、比較し、根拠をもって考える力が求められます。

そのために理科の授業開きで大切なのは、子どもが「理科っておもしろい」「自分で考えていいんだ」と感じられることです。

また、大規模校であっても、問いの出し方、活動の組み立て方、共有の仕方を工夫すれば、子ども主体の理科授業はつくれます。

さらに、最初の授業で学び方を共有しておくことで、1年間の理科授業が進めやすくなります。

授業てらすで、子ども主体の授業を一緒に学びませんか?

授業てらすでは、全国の先生方とともに、明日からの授業が変わる実践を学び合っています。

また、理科・国語・算数など、子どもが動き出す授業づくりを一緒に深めていきましょう。

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