バスケ授業 5年|全員が熱中するゴール型授業の作り方
バスケ授業 5年で「全員が熱中する体育」を実現したい——そんな先生に向けて、誰一人取り残さないゴール型の実践を紹介します。しかし実際の教室では、シュートが入らない、パスが回らない、うまい子ばかりにボールが集まる、という壁にぶつかりがちです。そこで本記事では、元大阪府教諭・横山竜也先生によるバスケ授業 5年の改良プロセスを、子どもの声を起点に4つのステップで解き明かします。
まず1時間目にあえて9対9で「失敗」させ、そこから子どもたちと一緒にルールを作り変えていきます。つまり、教師主導ではなく子ども主体で授業を創るという発想です。さらにハイブリッドゴール型・無敵ゾーン・全員得点ボーナスという3つの仕掛けを順に導入することで、運動が苦手な子も得点でき、得意な子も納得して楽しめる体育授業が完成します。
▲ 元大阪府教諭・横山竜也先生によるバスケ授業 5年の実践解説(授業てらす公式チャンネル)
バスケ授業 5年が抱える3つの壁とは
バスケ授業 5年を担当した先生なら、誰もが一度はぶつかる壁があります。しかし、その壁を放置すると、運動が苦手な子はますます体育を嫌いになってしまいます。そこで、まずは現場でよく聞く課題を整理しましょう。
⚠ バスケ授業 5年でよくある3つの壁
- 壁①シュートが入らない:ゴールが高く、苦手な子は1度も得点できない
- 壁②パスが回らない:うまい子ばかりにボールが集まり、立ち止まる子が出る
- 壁③運動量に差がある:人数が多いほど待ち時間が増え、熱中度が下がる
こうした壁を一つずつ解消していけば、バスケ授業 5年は劇的に変わります。たとえば、指導要領には「簡易化されたゲーム」と書かれていますが、何をどう簡易化すべきかは曖昧です。だからこそ、教師だけで考えるのではなく、子どもと一緒に考えるアプローチが効きます。
バスケ授業 5年で大切にしたい4つのサイクル
横山先生がバスケ授業 5年を含む全ての体育で意識しているのが、次の4ステップのサイクルです。一方で、このサイクルは体育に限らず、他教科にも応用できる汎用性を持っています。
そして、ここで重要なのは振り返りの目的です。なぜなら、評価のために書かせる振り返りでは、子どもの本音は出てこないからです。だからこそ、子ども自身のために書いて、それを実際の授業改善に活かす——この姿勢こそが、バスケ授業 5年を熱中する時間に変える鍵なのです。
あえて9対9から始める1時間目の意図
では、バスケ授業 5年の1時間目はどう設計するのでしょうか。横山先生はあえて、36人学級を2コートに分け、9対9のフルメンバーで試合をさせました。
結果は当然、ボロボロです。シュートは入らない、パスは回らない、立ち止まる子もいる。しかし、これは想定内です。なぜなら、最初に「面白くない体験」を全員で共有することで、子どもたちから自然に課題が湧き上がるからです。
振り返りで「なぜ面白くないのか、どうしたらいいのか」を書かせると、子どもたちが自分ごととしてバスケ授業 5年のルール改良に参加し始めます。
教師が「こうしましょう」と提示するのではなく、子どもが「こうしたい」と発信する。さらに、その声を教師が受け止めて翌時間に反映する。たとえば翌時間の冒頭で「昨日こんな声があったよ」と共有するだけでも、バスケ授業 5年は子どもと教師の共同制作物になっていきます。
バスケ授業 5年を変える3つの仕掛け
1時間目の振り返りから、子どもたちは次々と提案を出しました。その中でも特にバスケ授業 5年を熱中する時間に変えた3つの仕掛けを順に紹介します。
仕掛け① ハイブリッドゴール型:誰でも得点できる
まず「シュートが入らない」という声に対して、子どもたちが提案したのがポートボール台の併用でした。一方、中学年で経験済みなので、子どもにとっても馴染みのある方式です。
🏀 ハイブリッドゴール型のルール
- 得点ルールA:ポートボール台の人にパスが通れば1点
- 得点ルールB:通常のバスケゴールに入れば3点
- 狙いどころ:苦手な子でも1点、得意な子は3点に挑戦できる
こうしたルールにより、シュート力に自信がない子も「自分も得点に貢献できる」と感じられます。さらに、3点を狙う子と1点を狙う子がチーム内で役割分担するようになり、戦術の幅も広がります。
仕掛け② 無敵ゾーン:安心してシュートを打てる空間
次に出てきたのが「そもそもシュートを打てない」という声でした。たとえディフェンスに囲まれていても、シュートを打つチャンスは欲しい——そこで生まれたのが無敵ゾーンです。
⭕ 無敵ゾーンのルール
- 設置物:コート内に輪っかを置く
- 特権:輪っかの中に入った人はシュート完了までボールを取られない
- 効果:運動が苦手な子も安心してシュート動作に集中できる
このルール変更によって、運動が苦手な子も「打てた!」という成功体験を積めます。一方で、邪魔されないという心理的安全性が、シュートへの一歩を後押しするのです。
仕掛け③ 全員得点ボーナス:チーム全体で支え合う
それでも「うまい子ばかりがシュートを打つ」という課題が残ります。しかし、うまい子に制限をかけるのは違う。そこで全員が納得したのが、チーム全員が得点したらボーナス点というルールでした。
💡 ボーナス点の効果
「自分が得点すればチームの得点が増える」という構造になるため、うまい子が苦手な子をサポートする動きが自然に生まれます。つまり、勝つために助け合う必然性が、ルールの中に設計されているのです。
帽子の色で作戦の質が変わる可視化術
ここで横山先生には懸念がありました。「シュートを打てなかった子が責められないか」という心配です。しかし、6時間の単元を通して、全員シュート未達成の試合は1回もなかったそうです。
その秘密が、バスケ授業 5年ならではの帽子の色による可視化にあります。
まだシュートを打っていない子
シュートを打ち終えた子
すると、面白い現象が起きます。なぜなら、苦手な子が最後まで白帽子だと、相手チームは「あいつを守ろう」と作戦を立てるからです。裏を返せば、うまい子が白帽子のままだと相手にマークされてしまう——だからこそ、味方は「苦手な子から先にシュートを打たせよう」と自然に動きます。
こうして「誰から行こう」「あいつをマークしよう」「ここでパスを出そう」といった作戦会議の質が一気に高まるのです。たとえ可視化ひとつでも、子どもの思考と協働が深まる好例だと言えるでしょう。
バスケ授業 5年を4対4で運動量最大化
最後の改良点が試合人数です。「9対9だとパスが回らない」という声を受け、4対4の試合形式に変更しました。しかし、ここで疑問が出ます。「4対4だと待ち時間が増えないか?」と。
そこで横山先生は、巧みなチーム編成を設計しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 1チーム | 9人 |
| チーム数 | 4チーム |
| 内訳 | Aチーム4人 / Bチーム5人 |
| 試合形式 | A vs A → B vs B を交互に |
| クォーター | 2分30秒 × 4クォーター |
| 5人チーム | 30秒ごとに1人がポートボール台と交代 |
つまり、2分30秒は4人だけで全力疾走し、次の2分30秒は休憩する。そしてまた2分30秒走る——このリズムが、子どもにとってちょうどいい運動量になります。さらに、休む時間があるからこそ、走るときに本気を出せるのです。
バスケ授業 5年|明日からできる4ステップまとめ
ここまで紹介してきたバスケ授業 5年の実践は、4つのステップに集約できます。しかも、バスケが専門でない先生でも、明日から取り入れられる内容です。
- 1Step1:まず「やってみる」——9対9でも何でも、最初は試す
- 2Step2:子どもから不満や課題を引き出す——振り返りで本音を聞く
- 3Step3:解決策を一緒に考える——子どもの提案を授業に反映する
- 4Step4:可視化の工夫でチーム意識を変える——帽子・点数・ゾーンで見える化
そして何より大切なのは、授業をするのは子ども自身という視点です。一方、教師が楽しい環境を作るのではなく、子どもと一緒に楽しい環境を創り上げる。たとえば、本実践のように子どもの声を起点にすれば、バスケ授業 5年は学級経営にも好影響を与えます。
まとめ:バスケ授業 5年は子どもと共に創るもの
本記事では、バスケ授業 5年で全員が熱中するゴール型実践を、4つのサイクルと3つの仕掛けで紹介しました。さらに、帽子による可視化と4対4の試合設計を組み合わせることで、誰一人取り残さない体育が実現します。
つまり、子どもの声を聞き、ルールを共に改良し、可視化で意識を変える——この一連の流れこそが、バスケ授業 5年を熱中する時間に変える本質です。なぜなら、子ども主体の授業づくりは、体育を超えて全教科に通じる教育の原点だからです。ぜひ明日からあなたの教室でも、子どもと一緒に楽しい体育授業を創ってみませんか。
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